京都寺町三条のホームズ1巻のあらすじや見所は?ネタバレや感想も!

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こんにちは! latteです。

 

今回は私の大好きな小説のご紹介をしていきたいと思います!

 

京都寺町三条のホームズ

 

こちらは、ライトミステリーでいわゆる「人の死なないミステリー」の謎解きですね。

舞台は京都の寺町三条商店街にたたずむ骨董品店「蔵」

 

その店の店主の息子、家頭清貴(やがしら きよたか)は物腰はやわらかいけど恐ろしく勘が鋭く

「寺町のホームズ」と呼ばれています。

 

ひょんな事でその店でアルバイトをする事になった女子高生の真城葵(ましろ あおい)

この二人が主人公の物語です。

 

いけずな京都男子である清貴と葵の恋愛模様も含みつつ

客から持ち込まれる様々な謎解きの要素もしっかりと入っていて

毎回飽きることなく楽しめる物語です。

 

骨董や京都に関する知識もしっかりと述べられていて、その辺りも見所です!

 

1巻からしっかりとその魅力を伝えていこうと思っています♪

 

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京都寺町ホームズ1巻のあらすじ

 

1巻はついに物語の始まりとなります!

 

京都の寺町三条商店街に、ポツリとたたずむ骨董品店『蔵』

ある事情でその店に商品を持ち込んだ女子高生、真城葵(ましろあおい)。

 

そこの店主の息子の家頭清貴の提案でアルバイトを始めることになる。

清貴は物腰や柔らかいイケメンだが、頭の良さとその勘が鋭さから『寺町のホームズ』と呼ばれていた。

葵は清貴とともに、様々な客から持ち込まれる奇妙な依頼を受けるが・・・

1巻の見所は?

 

1巻は大事な物語のスタートということもあり

清貴がどんな人物なのか。

葵はどんな事情があって「蔵」にやってきたのか。

 

そして、清貴を取り巻く周りの環境や人々の様子も詳しく書かれています。

後々重要人物となってくるような人達との出会いも1巻で描かれていますので

その辺りも要チェックです!

 

パッと見、イケメンで物腰やわらかい清貴(ホームズ)の

実は腹黒いいけずな部分が披露されていく過程も見所となっています。

 

後半になると、葵の揺れ動く気持ちにも注目していきたいですね!

 

コミックも発売されていますよ♪

 

 

1巻のネタバレ

※ここからはがっつりネタバレ含みます!!ご注意ください。

 

序章 ホームズと白隠禅師

「お宅で眠っている骨董品等ございませんか?鑑定・買取いたします」

京都寺町三条の賑やかなアーケードの商店の中にその店「蔵」はある。

店の雰囲気は骨董品店というよりは、レトロなカフェの様なお店。

 

そこへ京都へ引っ越してきて間もない女子高生、真城葵はやってきた。

手には家から持ち出した骨董品を抱えて・・・

 

勇気を出して入ったお店の中には学生にしか見えない男性が「いらっしゃいませ」と声をかける。

長身でサラサラヘアーのイケメンだ。

周りの常連客らしき人々は彼の事を「ホームズ」と呼んでいる。

 

常連客が嬉しそうに持ち込んだ骨董費を鑑定し「偽物」だと言う彼に

「お前が言うなら間違いない」とガッカリしながらも納得する客。

一見学生にしか見えないホームズの鑑定をあっさりと受け入れる事に疑問を感じる葵。。

 

なかなか「鑑定してほしい」と言い出せずに店内を見て回る葵は、ふと地味な茶碗の前で止まった。

素朴なのになぜか気になる。

 

するとホームズが「お気に召しましたか?」と声を掛けてきた。

それを気に、意を決して話しかける葵だが、鑑定の事は言い出せず

なぜホームズと呼ばれているのか?と聞いてしまう。

 

ホームズ曰く、「名前が家頭だから」との事だが・・・

骨董品の入った紙袋を抱えている葵を見て

「この店に来たのは鑑定してほしいものがあるから。。だけどそれは自分の品物ではない」

という事を言い当てられてしまう。

 

そんな経緯で持ってきた骨董品を鑑定してもらう事になった葵。

葵の持ってきた骨董品・掛け軸を見てホームズは驚く。それは、とても価値の高いもので本物だった。

1枚は価格を付けるのであれば250万円。もう1枚は価格を付けれない程だと言う。

 

実はこの掛け軸は、葵の亡くなった祖父のものであり、勝手に持ち出したのだ。

そこまでしてお金が必要な理由を聞くホームズに葵は「埼玉に帰りたいから新幹線代が欲しい」と話す。

 

京都へ引っ越した後に中学の頃からずっと付き合っていた彼に振られた葵

しかも、彼は自分の親友と付き合いだしたと聞いてしまう。

 

だから、すぐにでも埼玉に帰って二人から話を聞きたい。

ひどすぎる!と言いたいのだ。

思い詰まった葵はその場で号泣してしまう。

それを見ていたホームズは葵の頭をそっと撫でながら、葵の持ってきた掛け軸の話をしてくれる。

 

それは、白隠という江戸中期の禅僧の赤子の絵が描かれていた。

白隠は富士山と並び称される程、名高い僧だったが、その名が地に落ちた事があるという。

 

清貴はその掛け軸に込められた意味を葵に優しく伝える。。

それを聞いて、自分の二人を恨む気持ちを恥じながらも

どうしようもなく苦しくて悲しい葵は涙が止まらない。

 

そんな葵にホームズがかけた言葉は・・・

「葵さん、良かったらここで働きませんか?」

あなたは良い目をもっているし、ご自身で交通費をためながらどうするかを考えれば良いと。

この不思議な出会いに何かを感じ「よろしくお願いします」と働く事を決めた葵。

 

ここから物語が始まっていきます。

 

第一章 願わくば桜の下にて

 

第一章の初めは主な登場人物の紹介が描かれています。

まずは「蔵」の真のオーナー。

これは清貴(ホームズ)ではなくホームズの祖父、家頭誠司(やがしら せいじ)との事。

オーナーは伝説の鑑定人とも呼ばれ「国選鑑定人」で世界中を飛び回っているらしい。

 

そして清貴の父である家頭武史(やがしら たけし)が店長。

店長の本業は、万年筆を持ち原稿用紙に文章を書き綴っている作家さん。

歴史小説やコラムを書いているらしい。

ペンネームは伊集院武史との事。

 

ちなみに、清貴は京都府大から京都大学へ編入した京大生である。

店長の奥さんで清貴のお母さんは、清貴が2歳の頃に病気で亡くなっている為

家頭家は男ばかりとの事で、葵が店に入った事を店長も喜んでいる様子だ。

 

そして、初日に清貴に骨董品を鑑定してもらっていた常連の客、上田。

上田は店長と大学時代からの友人らしい。

そして清貴にホームズというあだ名をつけたのも上田との事。

 

小学生の時上田の家に遊びに来て「なぞなぞを出せ」と言ってきた清貴に、何を出しても賢いから答えるのが面白くなくて

「じゃあ俺ん家の階段は何段や?」と聞くと「15段」と即答したという。

「適当に答えたやろ」と聞くと「違う。一度昇ってるからわかる」と言ったとの事で

階段を数えると本当に15段だったという。

 

シャーロックホームズは階段を見たらその時にその段数まで頭にインプットするという人間という事で

清貴もまた同じようにすべて情報としてキャッチして処理をするのだという。

これは持って生まれたものなのだ。

 

仁和寺に出かけるという清貴に付いて一緒に行くことになった葵。

住職から依頼を頼まれているという。

(途中、仁和寺や仁王門などの説明が詳しく入ります)

 

住職は一つの茶碗を清貴に見せ、鑑定を依頼する。

差し出された茶碗は、江戸時代前期に活躍した野々村仁清のものだった。

確かに本物だが、清貴は住職に目的は鑑定だけではないですね?と尋ねる。

 

実はある人から頼まれたものだという。

依頼者の岸谷という男性が現れ、事情を聞くと

岸谷の父親が亡くなり、遺言状に自分の気持ちは仁清の茶碗に全て入っていると書かれていたそうだ。

 

売れば500万はくだらないという茶碗の価値ではないかという住職に清貴は話始める。

 

岸谷の職業は漫画家ではないか?と問い言い当てられた本人はびっくりしてうなずく。

そして、父親は漫画家になる事を反対していて勘当同然で家を飛び出したという。

生前、この茶碗は絶対に売るなと言っていたので茶碗の価値でないだろうという岸谷に、

全然売れなかったが最近売れる漫画を書き出したのでは?と問う。

 

その通りで、最近編集者の言うとおりに売れる漫画を描いてどうにか売れ出したという岸谷。

そんな頃に父親が例の茶碗を送ってきた意味を、清貴は説明する。

 

茶碗に込められた父親の想いを聞いて、泣きながらうなだれる岸谷。

清貴は、そこで茶碗に描かれた桜を指して桜に込められた意味も伝えるのだった・・・

 

帰り道、清貴にすごかった!と感動を伝える葵。

桜の向こうに見える五重塔を見ながら、こういう美しい景色を見れるのは幸せだと

若者らしからぬ言葉を言う清貴にある和歌を思い出し清貴の様だと伝える。

すると、葵の覚えていた和歌は少々間違っていた事をそれとなく伝えられ赤面する葵に

「でも葵さんのバージョンもいいですね」と微笑む清貴に、葵は思わず「ホームズさんてちょっといじわるですよね」と言って口を尖らせる。

 

そんな葵に・・・

「かんにん、葵さん」「京男はいけずやから・・・」という清貴。

初めて聞く清貴の京都弁といたずらな笑みにやられる葵だった。

第二章 葵の頃に

 

第二章は京都の三大祭り「葵祭」について描かれています。

 

葵祭りでは主役である「斎王代」が選ばれる。

平安時代に選ばれた未婚の皇女が賀茂神社や伊勢神宮に入り巫女として仕えた事から

祭りの為にその代わりの「斎王」を一般女性から選び「斎王代」と言っているそうだ。

 

斎王代に選ばれる事は京都の女性にとっては最高の名誉との事で、

今では京都を代表する「才色兼備」の代名詞の様に言われているようだ。

この年の斎王代には、老舗呉服店、宮下呉服店の娘さんが選ばれたらしい。

 

ある日、蔵に突然オーナーである誠司がやってくる。

また何かやっかい事を持ち込んだんでしょう、という清貴にオーナーは連れてきた女性たちを招き入れる。

それはこの度斎王代に選ばれた宮下呉服店の娘と母親、妹だった。

妹は葵と同じ学校の隣のクラスの宮下香織という事を知って驚く葵。

 

オーナーは店をクローズにさせ店で清貴に宮下呉服店の持ち込んだ相談を話す。

どうやら、今年の斎王代に選ばれた香織の姉、佐織のところに怪文書が届き始めたと言う。

「お前は斎王代にふさわしくない。今すぐ辞退表明しろ」という内容のものだった。

 

新聞を切り抜いて貼り付けた怪文書の話を聞いた清貴は、沙織に怪文書の送り主の目星が付いているのではないかと尋ねる。

言い当てられた佐織は、実はそうだと答える。

驚きの声を上げる母親に、妹である香織は母親はなんでも大袈裟に騒ぎ立てるからと怒る。

 

なんでも怪文書の送り主でないかと思われる人物は、ずっと佐織と仲良くしていたがある時から仲間外れにされてしまったという友人二人という事だ。

今回の斎王代の事で、益々二人の態度がひどくなったという。

様子を探るために、その二人に会えるという佐織の通っている生け花の教室の華道展に行くことにする。

 

華道展の日、道を歩きながら葵は香織が学校で相談内容の事は誰にも話さないで欲しいと言ってきた事を話す。

心配しないでも話すつもりもないんですけど、と苦笑する葵に「今の学校では心許せる友達はいませんか」と聞く清貴。

今の学校では。って事ではないと答える葵。

 

誰よりも心を許していた親友が自分の知らないところで彼氏と付き合っていた、という事実から

友達というものを信じれなくなっていた葵。

なぜ親友が自分を裏切ったのか、と答えの出ない自問自答を繰り替し苦しくなる。

 

清貴の「今日はいい天気ですね」との声にはっとし、思えば蔵でバイトをするようになってから

こういう風に苦しい思考をすることも減った様に感じる。

 

華道展では、佐織の作品をまず見ている二人。

全く趣の違う二つの作品。一つは教室で、一つは家で作り上げた作品だという。

周りの人も「斎王代さんの作品やて」と言っている横で恐縮している佐織。

 

例の怪文書の送り主と思われている二人に近づき、挨拶をするが途中で電話がかかってきたと席を外す清貴。

葵に「女性同士の方が聞き出せる事もあると思うので・・・」とのメールを送ってきたのを見て

最初から自分を使うつもりだったなと悟った葵に、二人は話しかけてくる。

 

清貴の事をイケメンだと色めき立つ二人に、斎王代の事をそれとなく尋ねると

昔から美人で美味しいところは全部もっていく佐織の事を良く思っていない、引き立て役はこりごりだとズケズケと話す二人。

 

戻ってきた清貴に聞いた話を話しながら、あんなにも堂々と悪口を言う二人に驚いたという葵に

清貴は佐織がまぶしすぎて悪口を言う罪悪感がないのかもと言う。

かつての友達にそんな風にされる佐織を気の毒に思いながら、美人は実はモテないというし、

そんなに嫉妬心を煽ってしまうほどモテるのかな、と聞く葵に

佐織は線の細い美しさと頼りなさを兼ね備えているので、男の庇護欲を掻き立てるのではないかと思うと言う清貴。

 

「ホームズさんも佐織さんみたいな方は好きですか?」と聞く葵。

どうなんでしょう、とはぐらかす清貴に突っ込むと

「僕は基本的に女性の前で他の女性を褒めたりはしませんので」と答える清貴に、その女性とは自分の事?と赤くなる葵だった。

 

翌朝、下鴨神社の境内で落ち合う清貴と葵、そして宮下家の三人。

そこで語られる怪文書の送り主の正体。。。

 

まず、怪文書を作ったのは妹の香織であると指摘する。

なぜそう思うのか問う香織に、姉の佐織は名門の私立に通っているのに、香織はごく普通の府立高校に通っている事から疑問を抱いたと始める。

仲良しの友達も府立の高校に通っているから、という理由だと両親には話したと言うがそれは表向きの理由であって

本当は家の事業があまりうまくいっていない事から、経済状況を気にしての事だろうと。

 

斎王代に選ばれると諸々の経費で一千万はかかると言われているので、それを気にしての事だろうと言われた香織は

怪文書を作って出したら断れる大義名分が作れるだろうと思って・・・と言葉を詰まらせる。

 

それを見た清貴は、香織は怪文書を作ったけど使わなかっただろうと問う。

処分しようと思っていた怪文書を姉、佐織のバッグへ入れたのは・・・

佐織本人だろう、と伝える。

 

真っ青になりながらも、なぜわかったのかと聞く佐織に清貴は華道展の作品を見た時の違和感から

怪文書の事を悟ったと説明する。

 

佐織は泣きながら、仲間外れにされた友達と元通りになりたかった、そんな時に斎王代の話が出てしまい

そのせいで余計に嫌われてしまった事を嘆き、辞退したら心配してくれるかと思ったと訴えるのだが

そんな佐織に対して香織は「お姉のアホ!」と叱りつける。

 

そんなしょうもない連中に執着せずに、誰より綺麗な斎王代になってあの二人が図々しく

「あの人と友達だった」と言い出す程素敵な女性になって、と説教する。

 

そんな香織の言葉に心を打たれて涙を流す佐織。

事件は解決したけど、なぜ好きな生け花の習い事の件も含めて、そこまで姉に献身的になれるのかと香織に問う清貴に、

香織はキョトンとしたように

「自分は次女で自由にできるけど、佐織はいずれ宮下家を継がないといけない。名誉の為にいい学校に行くのも、習い事をするのも当然の事だし、そんな姉を尊敬する」と。

そして「気の毒に思う部分もあるから出来る限りサポートしてあげたい」

と明るい笑顔で言う香織に心を奪われる葵。

 

清貴にお詫びを言って、素敵な斎王代になると約束して帰る宮下家の三人。

そんな後ろ姿に「香織さん!」と思わず呼び止める葵。

不思議そうに振り向いた香織に「ホテルオークラの生クリーム入りあんぱんを今度一緒に食べに行こう」と言う。

「絶対行こうね」と言ってくれた香織に嬉しくなる葵。

 

自然に「友達になりたい」と思える人に出会えてよかったですね、と笑顔を向ける清貴だった。

 

第三章 百万遍の願い へ続く

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